酒を呑みながら

引退したエロ絵描きの日々あれこれ

万引き

私は万引きの経験がなく(親の財布から金を抜いたことはある)、だから他人のそういった「昔はオレもヤンチャで…」的な万引き自慢もあまり好きじゃないのだが、一度だけ「う〜ん、まぁ仕方ないかぁ」と許してしまった万引きがある。

専門学校時代、周りには地方から出てきて、それぞれアパートやマンションを借りて生活している仲間が大勢いた。ご多分にもれず、そういった連中は皆貧乏で、自宅通いの私からすれば随分と質素な暮らしをしていた。
中でも、フロ無しトイレ共同6畳一間に3人で共同生活をしていた仲間がいて、それはもう涙ぐましい倹約振りであった。

ある日その共同部屋に遊びにいったら、一個のジャムのビンを囲んで、件の3人が呆然とたたずんでいた。
「なにやってんだ?」と聞くと、「このジャム、万引きしちまった……気がついたらポケットに入ってたんだ」。

「なぬ万引き? それはイカンじゃないか」

「あ…味がほしくて……」

普段から貧相な彼らの食生活がその月はさらに酷くて、この一週間はパン屋で袋一杯につまった“パンの耳”(30円)しか食べていないという。
近所のスーパーで、彼らが棚に並んだジャムを虚ろな目で見つめている絵が浮かんだ。

万引きは窃盗という立派な犯罪である。がしかし、肉や菓子を盗むならともかく、一週間食べ続けたパンの耳に「味がほしくて……」と訴える彼らを誰が責められよう(笑)

「う〜ん、まぁ仕方ないかぁ」

人生さまざま

給料前で財布が軽いのはいつものことだが、リサイクルショップに不要な衣類を売ったら1300円になったので、近所の居酒屋に出かけた。

まだ5時前だったので店内は閑散としていた。
カウンターに座った私から数席離れて女性が1人。
私は小説を読みながら日本酒をチビチビやっていたのだが、聞くともなしにその女性が店員と話しているのが聞え、なんと4年付き合った彼氏に本日プロポーズされ、今年のクリスマスに結婚するということだった。

ほどなく店内は混み合い、席を詰めるうちにその女性と隣り合った。
先に声をかけてきたのは彼女だった。

「何の本を読んでるんですか?」

彼女も本が好きで、たまたま私が読んでいた小説を彼女も読んでいた。
彼女は31歳。職業は大工。女性ながら10台から叩き上げ、現在では現場監督をこなすプロであるという。ちなみに結婚する彼氏は37歳で、彼女の勤める会社の社長さん。

彼女は引き出しが多く、会話はとても楽しかった。
その内、お互いカラオケが好きという話になると、「じゃあこれからカラオケ行きましょうよ」と彼女が言った。
うーむ、今日プロポーズされたんでしょ、彼氏に悪いよ、と言うと、「みんなそう言うんだよね、関係なくない?」と彼女。
要するに彼女にとって、こういうことは浮気の範疇には入らないわけで、彼氏も彼女の気性を知ってかうるさい事は言わない人物らしい。
そういう事なら私に二言はないが、ただ問題が一つ。

「オレ金ないよ。ここの払いで財布カラッポ」

「奢ります」

問題はなくなった。




私の歌を聴いて、彼女は泣いた。
別に私の歌声に感動したわけではなく、歌詞の内容で昔を思い出したそうだ。
聞くと、10代の頃に付き合ってた暴走族の彼氏に、深夜会いたいと我がままを言ったことを今でも後悔しつづけているという。
彼女に会うためにバイクを飛ばしていた彼氏は、酔っ払いのトラックと電柱に挟まれて死んでしまった。
現在ではようやく危険運転の厳罰が叫ばれているが、裁判の傍聴席で、当時あまりにも軽い判決に彼女は憤り、柵を飛び越えて被告人を殴りつけたという。
「あたしが我がままを言ったばかりに」と彼女は言う。人を殺める我がままなどあってたまるものか。そんなことは彼女だって十分わかっている。それでも自分を責めずにはいられない心情は計り知れない。

カラオケの勘定は七千円を越えた。
後日、給料が入ったら私が呑み代を奢ることを約束した。

18禁

およそ一年ぶりにかつての店舗跡を通りかかると、カラオケ居酒屋の看板もすでに無く、テナント募集の張り紙が、北風にあおられカサカサと鳴っていた。

もう時効であろうと思うので、浮気について書こうと思う。
しかし行為自体はまぎれもなく浮気であったけれど、果たして私に浮気の明確な意思があったのかどうか……
さあ、ここから先は大人の時間である。お子様は歯を磨いて寝るように。

結婚して私の実家に住み始めてすぐ、嫁姑問題が勃発し、私達夫婦は同じ市内の駅一つ離れたところにアパートを借りた。
越した先の近所に大型ディスカウントスーパーがあり、何かと通う道すがら、私の琴線に触れる酒場らしき店があった。しかし何時通りかかってもクローズの札が下がっており、潰れてしまった店なのであろうと残念に思っていたが、ある日の夕方、店先から何やらモクモクと煙が立ち上っていた。
近づくと、ドラム缶を切断したような簡易バーベキュー炉に男がうずくまり、炭をおこしているようだった。傍らには巨大な骨付きの豚モモ肉がある。
初めて店の看板に灯りがともっているのを半ば呆然と見ながら、私は男に訊いた。「あの、店、やってるんですか?」
「いらっしゃい、やってますよ。今日は千円でこの肉食べ放題。旨いよ」
そう言いながら男は、誇らしげに肉の塊をペタペタと叩いた。
それが、ショットバー【パンゲア】のマスターとの出会いだった。

私達はまたたく間に意気投合した。
「いやー最初は若いヤツに店任せてたんだけどさ、どんどん俺の趣味じゃない店になっちゃって、そのくせ売り上げが上がる訳じゃないしさ。しょうがないから自分でやろうと思って」
そう言うマスターもまったく商売っ気のない男だった。もともとの勘定が安い上、躁鬱が激しく、鬱状態に入ると平気で何日も店を休んだ。これでは固定客も付かず儲かるはずもない。ただ異様なほど雑学に強く、しかも実践的で器用なものだから、店をやりながらどこからか便利屋的な仕事を取ってきて稼いでいた。
料理もめったやたらに旨く、トランペットを吹き、仲間のギタリストなどと店でセッションを奏で、オペラを歌う。
とにかくアグレッシブでバイタリティーにあふれ、そして自由だった。

【パンゲア】は客がいるかぎり開けている。翌日の昼までなんてのも一度や二度ではなかった。
私の嫁もマスターに気に入られ、客のいなくなった店内で、よく三人で朝まで語り合った。
そんな関係が一年ほどつづいた頃だろうか、マスターが客で来ていた女とデキた。
四十二歳のマスターの三つ下で、子持ちのバツイチ。ワインが好きで茶目っ気のある可愛らしい女性だった。仮名を美幸としよう。
それまでは店の一角を仕切って一人分のベッドスペースを作り、そこに寝泊りしていたマスターだったが、程なく八歳の息子と二人暮らしの美幸のアパートに転がり込んだ。
この事によって私達夫婦とマスターはいわゆる“家族ぐるみ”の付き合いとなり、皆で美幸のアパートで焼肉なんかをつつきながら、まるで本当の親子のように幸せそうな三人を見て、私もまた、幸せな気分を味わっていた。




ある日、開店前の【パンゲア】で、マスターから数枚の写真を見せられた。
それは、マスターと美幸が全裸でまぐわっている所をセルフで写したものだった。美幸のヴァギナはパックリと開かれ、マスターのソレも激しく怒張している。
「こんど雑誌で募集してるスワッピングに応募しようと思ってさ。そのために撮ったんだ」
こう、何というか、マスターは性に関してそんな所があった。フリーセックス推奨者というわけではないが、他の事柄と同様に、性の探求にも人一倍熱心だった。
スワッピングを承知した美幸も、もともとそういった事に興味があったわけではないと思う。何しろ弁が立って理路整然とたたみ掛けるマスターに、半ば洗脳のごとく丸め込まれたというのが本当のところだろう。
私に何が言えようか。二人が納得していることなら、私が言えることはただ一つ、「あとで感想聞かせてくださいね」である。

結局これは、相手方の都合もあり実現しなかったらしい。
それならば近場で……と考えたのかどうかは知らない。しかし後に起こった出来事を思えば、あながち的外れではなかったかとも思える。

ソレは蝉の鳴き声も鬱陶しい、真夏の出来事。
美幸のアパートでマスターと美幸、私の三人で夕方から呑んでいた。息子は夏休みで親戚の家に泊まりに行っている。
いつも酔っ払ってしまえばそのまま雑魚寝する気楽な関係だったので、その日もしょっぱなからピッチは上がっていた。日付も変わろうという時刻、マスターと美幸はちょっとした諍いを始めた。
私は公平にみて、美幸の味方をした。お互い酒が入っているので、議論はそれなりに白熱。
諍いの内容がお互いの愛情についてということもあり、私が執拗に美幸の肩を持つので、それに拗ねたマスターは「そこまで言うんだったら、まさしさんが美幸とセックスしなよ」と、とんでもない事を言い出した。
なに訳の分からん事をと苦笑する私に、「いや、うん、一度抱いてやってくれないかな。美幸もまさしさんだったらいいと思うし」
なんか妙な展開になってきた。美幸は美幸で無言のまま、かといって呆れたり怒ったりといった様子でもない。
「じゃあさ、オレは外いって車で待ってるから、まさしさん頼むよ」
マスターはそう言って、私の返事も聞かずにさっさと部屋を出て行った。
残された私は脳味噌をフル回転させた。マスターは本気だ。それもその場の激情や自暴自棄ではないということも。
私は美幸に訊いた。

「オレと寝たい?」

「うん、興味ある」

その瞬間、私の頭に二人は初めからそのつもりだったのではないかとの疑念が浮かんだ。
酔ってたから、なんて言い訳をするつもりは毛頭ない。やってやろうじゃないかと、私は腹をくくった。

肩を抱き寄せ、長い口づけを。美幸は私の舌を積極的に迎え入れた。
「キス上手。ずっとしていたいぐらい」
吐息交じりのそんな甘い言葉を聞きながら、私は内心焦っていた。この感じ、何度か経験がある……
Tシャツを脱がし、ブラジャーを外す。四十路間近とはいえ、その体からは女の色気が濃厚に立ち上っている。乳房に舌を這わせ、ショーツに手を滑り込ませる。茂みの先は、すでに熱く潤っていた。
ああ、やっぱり駄目だ。
半裸の女を前にして、私のモノはピクリとも反応を示さなかった。

結局、美幸もアレコレと頑張ってくれたが、私が使い物になることはなかった。
車の中でラジオを聴いていたマスターを迎えにいった時、恥ずかしさや情けなさとは別に、私はなんとなく、ホッとしていた。

後に私の嫁が美幸のアパートに泊まった際、美幸とレズッていたとマスターから聞かされた。その口ぶりから、私は直感的にマスターもそれに参加したのではないかと確信したが、あえて問い質すことはしなかった。訊けば、案外あっさりと白状したかもしれない。私達の間には、そんな暗黙の了解が漂っていた。

それっきり美幸とセクシャルな関係になることはなかったが、私達四人と子供の関係はそれからも変わらずに続いていた。

季節はいつだっただろうか。何日か【パンゲア】が閉まっていたので美幸に連絡してみると、マスターがまた行方不明になったという。
この頃にはマスターと美幸の間にケンカが絶えないことは聞いていたが、それまでにも何度かこういうことはあったので、またその内にフラッと帰ってくるだろうと私は高をくくっていた。
マスターはそれきり、帰ってくることは無かった。

マスターを中心とした私達の関係は、その核がいなくなったことで、次第に美幸との連絡も途絶えていった。
家賃を滞納した【パンゲア】も程なく取り壊され、改装の後にカラオケ居酒屋の看板に挿げ替えられた。

私がその店に足を踏み入れることはなかった。

映画を安く観る方法

馴染みのスナックのママから聞いた話。

今は相手が引っ越したので疎遠になってしまったが、ママには真性“オカマ(35歳)”の友達がいるそうである。
そのオカマが一緒に映画を見に行こうと誘ってきた。映画の題名は『ウオーターボーイズ』。
オカマの目的は何をか言わんやである(笑)

さて、当日は水曜日のレディースデー。女性は1000円で入館できるというお得な日。
ちなみにそのオカマの外見は、芸能人で言うと“いしだ壱成”似で、オカマにしておくのが勿体ないという男前であるという。ついでに言うと、口調はコントに出てくるようなベタベタのオネエ言葉を駆使するそうである。
だんだん話が見えてきたという方もいるだろうが、まあ聞いてくれ。

レディースデーということで、やはり客は女性が多い。
窓口でチケットを買うのに、ママは普通に大人一枚と言えば1000円で買えた。
で、次にオカマが窓口で言った言葉が、

「オカマ一枚」

「は?」と窓口の女性が絶句するのも無理はあるまい。なにしろ外見は立派な男である。

「だからオカマ一枚だってば」

「あ、あの……えっと……」シャレにしては真剣に言い張るオカマに困り果てた女性は、奥に控えた支配人(?)に救いを求めた。
チケット売り場に並んだ他の客もザワザワとし始める。ママもどうしたものかと成り行きを見守った。
支配人に対しても強気の態度は変わらないオカマ。
そして、支配人はついに、

「わかりました。今回だけ特別ですからね」

ええっ! いいのかそれで!?

……面倒臭かったんだろうなぁ支配人(笑)

オカマだと言い張れば、レディースデーに1000円で映画が観れるそうですよ、男性諸氏のみなさん。

綺麗事

先日、ある女性からこんなメールが届いた。

【自殺しようとして大量に薬飲んだけど三日後に意識もどしちゃった。悪運悪いあたし…】

彼女はどんなつもりで私にこのメールを送ったのだろうか。
事の真実はともかく、チャットやメールで散々話し、一度だけだが実際に会ったこともある彼女は、本当にそういったことをやりかねない雰囲気が確かにあった。

私は少々腹が立った。

少なくとも私に救いを求めているわけではあるまい。
厳しく言えば人恋しさに甘えているとしか思えず、悲劇のヒロインである自分を誰彼なく発表したいのだろう。
そうは言っても、死の匂いに対して茶化すことも見放す度胸も、生真面目に語り諭す度量もない私は、こう返信した。

タイトル【まったくもう】
本文  【なにやってんだあんたは…^^; 人生はこんなにも楽しいのに】

まあ楽しくないから死のうと思うのだろうが。

彼女とはここ暫くまったく連絡を取っていなかった。新幹線が必要なほど住まいが離れていることもあり、自然とお互いの連絡は途絶えるようになっていた。

一度彼女と会ったことには多少の理由があった。
詳細は避けるが、以前彼女はネットでの関係に対して失望し、自暴自棄になったことがあった。
「人なんか信じられない」と荒れる彼女。
その原因となった男と、私は何度も酒を酌み交わしており、彼の主張には大いに共感していた。しかし確かに軽率だった彼の落ち度は落ち度として、なんとか彼女の人間不信は払拭したかった。

「そんなことねえよ。ネットの世界にだって信用できる人間もいる」
「嘘ばっかり。信用しても裏切られるだけだよ」
「俺も信用できないのか?」
「まさしは……でもわかんない」
「わかった。じゃあ本当に会いにいくよ」

新幹線を使ってまで会いにいって、それで自分に何かができるとは思わなかったし、何が変わるとも思っていなかった。だが“わざわざこんな所まで会いに来てくれた”ということで伝わるものがあるのではないかと思った。
彼女は若く、ルックスも写真を見るかぎり並以上だったが、もちろん私に妙な下心などなかった。嫁にも「こんなヤツがいるからちょっと会いに行ってくる」と話して交通費を出してもらった。
当日、その地では駅前のビジネスホテルに宿をとり、初対面の彼女と居酒屋で他愛のない話をした。
ただそれだけだった。

俺にそんな哀れみを誘って同情を買うようなメールなんか出すな。
寂しいなら、辛いなら素直にそう言え。
本当に駄目なら、新幹線代ぐらいは何とかして、やっぱり何ができるわけじゃないけど、抱きしめてやることぐらいはできる。

なんて、綺麗事を望んでるわけじゃないんだろうけど。

論破

“議論”を辞書で調べると【それぞれの考えを述べて論じあうこと】とある。
“議論家”となると【議論するのを好む人。また、議論をうまく行う人】とあった。
私は【うまく行う】自信はないが、少なくとも【議論するのを好む人】の範疇には入ると思う。

一般的には【議論好き】に良いイメージはないだろう。
結果として意見の交換はあっても、議論のための議論などウザいだけである。
そこから抜け出すまでに随分と時間がかかった。いや、今でも議論の虫はウズウズと蠢いているが、程度をわきまえるほどには大人になったような気がしなくもなくもないかもしれないようなごにょごにょごにょ……

私の持論であるが、議論のための議論を楽しむためには、お互いを心底認め合った者同士でなければ成立しない。
意見は違えど、何をぶつけてもコイツならちゃんと租借してくれるという安心感がなければ苛立ちが先立ってしまうからだ。
それから「主題」を見失わないこと。
論理のすり替えは議論のテクニックの一つだが、あまりにも主題から離れてしまったら、それはもう泥仕合の一途である。
偏見とそしられる覚悟で言うと、女性はこれがまことに多い。男性諸氏はうんうんと頷いてくれるのではないだろうか(笑)

そんな前提を踏まえたうえで、議論できる友人が一人いる。
今は住まいが離れてめったに会うこともないが、彼と語り合った夜は100や200じゃきかないはずだ。
音楽も映画も女の趣味もまったく違う。お互いの友人からお互いに「なんでアイツなんだ?」と不思議がられる。

ある人の日記に、こんな一文があった。
「本当に会いたくなったら、どこにいたって会いに行くわよ」

そんな友人が、一人いる。

ナメちゃいけない

前回バストアップの似顔絵を描いたことで、あらためて感じたことがいくつもあった。
近頃はイラストを趣味にしているブログを拝見することがよくあり、その多くに「身体を描くのが難しい」という意見をきく。自然バストアップの絵をよく載せているが、実に安直なものが多いと気付く。
私が現役でエロゲーの絵を描いていたときは、そのゲームの性質上、バストアップの絵を腐るほど描いたが、自分の納得がいったものは数えるほどしかなかった。それほど顔から肩にかけてを自然でなおかつ魅力的に描くのは難しいのだ。それを前回の似顔絵であらためて強く思った。
中級者以上であれば、それまでの描き込みの修練度によって違和感のないバストアップは描けるかもしれない。しかし、肩あるいは胸までの限られた情報のなかで、プラスアルファーの魅力までを表現するのは至難の業である。
身体全体を描くのに苦労するのも分かるが、だからと言ってバストアップをナメちゃいけない。

前回に限っていえば、似顔絵の顔自体はそれほど迷わなかったが、首の付け根から肩へのバランスにてこずった。手や髪に隠れた部分を補うためにはより以上のバランスが要求される。何本も線を引き、トレス台を使って裏から透かしてみたり……

自分の絵の売りは、“服のシワ”の表現だと思っている。バストアップの限られたスペースで、どこまで魅力的な“シワ”が表現できたかは疑問だが、自分のベストはある程度出せたと思う。

次回は、ただ普通に立っている絵を描いてみたい。
全体像で、これといったポーズもつけず、しかし存在感はある立ち絵。
その次回がいつになるか分からんが(笑)
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