
前々回に予告した「特にポーズを付けない全身像の立ち絵」を描いてみた。
これで公開した絵は3枚目になるが、1枚目のときに「最初で最後」と書いておきながら恥ずかしい限りである。
しかしまぁ、特に公開したくない理由があるわけじゃないので、これからも機会があれば載せていこうと思う。
思い返すと、仕事で「全身像の立ち絵」を描くのは稀である。キャラクターデザインやラフの段階で描くことはあっても、商品としてはパソコンのモニターに映すのが前提であるから、縦長の画像は不向きであったのだ。
15年以上のエロゲー絵描きとして、世に流通した頭から爪先までの立ち絵(モブは除く)は20枚もないのではないか。
2年のブランクによる衰えは感じなかった。もちろん成長もなかったが。ただ見る目は自然と養われるもので、以前の線とは多少変わったとは思う。
それから締め切りがないという経験も久しぶりだ。現役中はプライベートで描くこともなかったので、気に入らなければ気力が続く限り修正できるというのも新鮮だった。
仕事ではやらなければならない作業も、個人的には必要ないと思ったので比較的シンプルに仕上げた。
コスチュームは単なる私の趣味である。全身像を描くと決めた時点でスカートは頭に無かった。
以前デザインした白いワイシャツと茶色のチノパンのキャラクターに後悔があり、もう一度ワイシャツとパンツ姿をしっかり描いてみたかったのだ。
完成度としては8割であろうか。この8割とは一般論ではなく、私が私自身の実力で描けると思ったイメージの8割である。
もう少し存在感を出せるかなと思ったが、いまいち“普通”の絵になってしまった。
理想とするところはまだまだ遠い。



